尾針得介 の OQM-3

岩魚だ山女魚だ!おいしい冬の山間ドライブ95km

開催期間:11月15日から1月28日。
解答提出〆切:1月31日必着。
(遅くなると積雪が心配です。早めにスケジュールしましょう)

有料です(1チーム、1000円)


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コース全体図


賞品ご協力:キャロッセ、


尾針得介の元祖クイジーマップ第3回 (O.QM-3)

 作成:PDcc 尾針得介(おはりとくすけ)
 作成アシスト:石垣勤(いしがきつとむ)
 平成12年11月5日(平成12年10月22日試走)

コースあれこれ=====

 第三回目は冬とあって雪の影響の少ない地域で開催することにしました。名古屋方面の方々には申し訳ありませんがご勘弁下さい。コースは地図にもカーナビにも載っていない道を幾つか走ります。低い山ではあるが、それでも山岳ルートで、いわゆる観光ガイドには載っていない素晴らしい風景の中を走ります。今回はいつも一緒に作っていた矢木雅人くんは私の作ったコースを走りたいと言ってパス。前回も手伝ってくれた20年前のJAFラリーチャンピオンナビの石垣勤くんがドライバーをしてくれた。現在はラリーから退いているが数年前には香港〜北京ラリーの三好正己・日下部保雄チームの監督として伴走車に乗って全コースを走っている。今回の車は彼のアウディ。この車で走れるのだから、どの車でも大丈夫でしょう。県の土木事務所の話では12月・1月は雪はほとんど降らないが、降ってもさほどではなく通行止めにはならないという。しかし狭い道が多いので、走行予定日に雪が降ってしまったら、走るのは少し延期して下さい。

 スタートは上信越自動車道藤岡ICにできた「ららん藤岡」の「道の駅ふじおか」にします。ここはサービスエリアとは違って、食事は11時以降でないと店が開かないので朝食は取れません。朝9時前に客の姿も見えないのになぜか駐車場は半分近く車で埋まっていました。
[ marsugai情報 >>> ららん藤岡:9:30から売店が開きます。きれいな花や地元野菜、おいしそうなパン、おやき、等たくさんあります。また、噴水も9:30から水が出ます。]

 まずはODを馬庭念流道場に設定。江戸時代に関東一といわれるほど栄えた道場で、それが現在でもそのままの姿で健在。そして今も盛んで、剣道を修行する人々が大勢いるのは素晴らしい。見学しますかと声を掛けられたが、先を急ぐことにする。牛伏山へはメインルートではなく、サブの入口になる湯端温泉からはいる。一軒宿の温泉というとどんな宿を想像しますか、田舎の一軒宿というとひなびたロマンチックな風景を思い浮かべるが……まあ現物を見て下さい。こういう温泉宿もあるのです。道はここからマイナーなコースになります。9図の駐車場は駐車しているクルマをみたことがありません。そこから立派な登山道がみえていて、多分、山頂まで登山する人のための駐車場と思うが…、みんな車で登ってしまうのです。(このホームページの管理者の須貝くんは、昔、小学生低学年二人を含む家族で登ったという。とても急だったそうです。時間が許せば、どなたかチャレンジしては?)
 独立峰の牛伏山は国道に案内標識ができるようになってよく知られ始めました。山頂の天守閣風の展望台からの360度の眺めは特に素晴らしい。牛のブロンズ像のある神社も趣があってよいところです。つづら折れの急坂の上り下りのドライブも楽しいものです。

 次はCARオリエンテーリングのCP設定で発見した?日本一の渓谷です。その日本一とは日本一小さな渓谷なのです(尾針認定です)。住吉神社境内を流れる東谷渓谷で長さ30mくらい、幅2mくらいのミニミニ渓谷、木立ちに覆われたほの暗い岩の間をとても澄んだ水が流れている。実はここを皆に見てもらいたくて今回のコースをレイアウトしたようなものです。

 この先自動車通行不能の看板を見ながら進んでいくと、意外といい道でゴルフ場の周回路にでます。広いゴルフ場がまるで庭のようです。正面に先ほど登ってきた牛伏山の天守閣が見える。その下のガードレールがある道はなぜか閉鎖されています。通れれば山頂越えの楽しめるルートなのに残念です。

 18図先は集落から離れてぽつんとある電気屋さんの前の道が谷間の奥に消えるように続いています。その奥の狭い谷間のちょっとした広いところに神社があるとても不思議な場所です。静かに走行してください。

 鮎川に沿って走る道は幾つかの集落を結んで延々と山奥に導いてくれます。[ marsugai情報 >>> ふくろう陶房 http://www7.wind.ne.jp/fukurou:9:00から18:00まで。クイズを解くついでにお店の中にも入ってみましょう。いろいろな創作陶器が販売されています。値段はちょっと高めですけど味わい深いものが多いので、違いのわかる彼や彼女へのプレゼントに良いかも。 ]

 上日野に「土と火の里公園」という施設がある。“今日はあなたも芸術家!”というキャッチフレーズの陶芸・染色・ガラスその他いろいろな工房があっていろいろと創作ができるというのだ。可愛いポニーがいるし、お役所の仕事にしては立派なものです。しかし、ちょっと寄って楽しめる施設とは違うので興味ある人は改めて楽しみにきて下さい。

 前回は食事処を紹介できませんでしたが、今回はお勧めできる店があります。鮎川の最奥の集落にある「赤久縄」という釣り堀のある食堂です。ソバもうまいが、なんといってもヤマメの塩焼きで目の前の炭火でじっくりと焼き上げたヤマメは頭からむしゃむしゃと食べるのがいい。骨が柔らかくまるで骨がないという感じで、とても美味しいです。イワナ、マスもあるが味はヤマメが一番。すごい山奥にあるこの店は有料の広告をしたことはないというのに、お客がいつもいっぱい。一度来た人の口コミで繁盛しているようです。[ marsugai情報 >>> 赤久縄:9:00から18:00まで。日祭日のお昼は混雑していて待たなければならない時もありますが、土曜日は比較的空いています。定休日は木曜。]

 今では珍しくなったつづら折れの狭い道を下ると那須という集落があります。ここは全国的に流行っている川の上に鯉のぼりを連ねて泳がす方法を一番初めに行ったという場所であると言っているが、この辺りでは山向こうの万場町の方がはるかに有名になってしまいました。

 名水百選の雄川堰は小幡の旧城下町で古い土蔵作りの家並や武家屋敷跡あり、その家並みに沿って流れる用水であります。その小幡の領主だったのが戦国時代のというより日本の歴史上の最大の英雄といわれる織田信長の次男の信雄で、七代にわたってこの地を治めていた。信長の子孫が関東の片隅でながらえていたということは、あまり知られていないことです。その墓所の管理は織田家ではなく地域の人々が守っているそうです。甘楽町物産直売所は小さな施設ではあるが直輸入のイタリアのワインがあったりしてユニークな存在です。私が気に入ったのは有名な料亭の「灘萬」御用達の漬物で本当に美味しかった。これなら皆さんにお勧めできます。

 さて、コースも大詰め、吉井の町中を抜けて高崎白衣観音の裏山に向かいます。日本で一番大きい72ホールもあるゴルフ場の真ん中を横断する道を行きます。道の左右に広大な緑の絨毯(表現が古いなぁ〜)が広がっているちょっと珍しい風景です。このゴルフ場の従業員寮の寮則がユニークでここまでいうかという感じで面白い。道路に面してこれがあるというのもユニークです。
 32図先の辺りは山道が交錯していて面白いのだが、一つ間違えるととんでもない所へ出てしまいます。以前はこの辺りで出会う車は地元の車だけだったのですが、今回はゴルフ帰りと思われる東京ナンバーの車ばかり次々と来る。これはきっとカーナビが普及したためでしょう。カーナビが世に出た平成4年にゼンリンの依頼でカーナビを使ったクイズラリーをテレビ放送することになって、コースも完成し4チャンネルの時間枠まで決まっていたのに、バブルがはじけてスポンサーが降りてしまい、直前にキャンセルとなってしまった。クイズラリーが世に知られるチャンスだったのにとても残念でした。その頃のカーナビは4〜50万円もしたのです。それに精度もよくなく、衛星も少くて使用できる時間割りがあったのです。現在のカーナビはそれから比べると信じられないほど進化しています。

 ゴールは高崎山の中でもっとも新しい施設の染料植物園の駐車場にしました。何もないところだが、いつも賑やかなこの辺りではもっとも空いていて無料で使用できる場所なのです。

今回も、メジャーではない観光地のよさを味わって下さい。


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