尾針得介 の OQMスペシャル

特上OQM・武蔵の山道と難しいクイズ!ドライブ87km

開催期間:2005/4/23〜2005/7/3。 解答提出〆切:7月10日必着。

有料です(1チーム、2000円)


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コース全体図公式通知
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 皆様のおかげでOQMも無事に20回を迎えることが出来ました。これもひとえに参加して下さる皆様と須貝さん、矢木くん川口さんなどのスタッフのおかげと感謝に堪えません。ありがとうございます。今までにいろいろなコースを作り、たくさんのクイズを作ってきましたが、そのすべては取材しながら見つけたり考えだしたものです。日頃、自宅周辺の山々を走りながらストックしていたコースや難しいクイズをこの機会に皆さんに楽しんで?いただきたいと思い公開します。ぜひチャレンジして下さい。アシストしてくれたのはPDccの高木晃くん、車は奥さんのViViO RX−R4WDのラリーバージョン。今では入手出来ない貴重なものです。

 スタートは丘の上の嵐山町役場で広い駐車場とフィットネス21パークがあるユニークな役場である。私の住まいのある住宅地を抜けて中世の山城、越畑城があったといわれる辺りでODと問題を置く。関越道を越えて少し上った所に越畑城跡の標識はあるが城跡らしき風景はない。城というよりは砦というのがふさわしい。一つ南の丘ににある杉山城址は発掘が進んでその優れた縄張りの遺構が明らかになってきたのと比べると少し寂しい。ともあれ二の郭跡に問題をつくる。関越道をくぐって急な坂を下るが、この勾配を見ればこの地に城を造ったというのも納得出来る。

 丘の裾を巡り谷津の中の道を通る。もちろん問題も置いていくのを忘れない。幹線の道はこの辺りでも車の往来が多くなったが、これらの道はもちろん交通量はほとんどないといってよい道である。ただし、バイパスを横断する時は十分に気をつけていただきたい。JR八高線の竹沢駅を少し高い場所から眺めると田舎の駅らしくなかなかよい雰囲気である。八高線沿って走っていくと小さな峠を越える。本当に短い距離であるが峠道の雰囲気があって私の好きな道の一つである。折原駅前で左折すると住宅団地があるがその先に小屋があり、地元の人達が作ったこの辺りの手作りの観光案内が沢山ある。どれも気持ちがこもっていて面白い。官製の観光案内とはひと味もふた味も違っている。

 釜伏峠から秩父高原牧場に抜ける尾根道は展望の良い道だが、最近は人気が出て交通量が多くなったので昔みたいに走りを楽しむ事は出来なくなった。そこで中腹の集落を結ぶ道を走ってもらう事にする。この辺りはミカン狩りが出来ると懸命に売り出しているところで、もちろんゆっくりと風景を楽しみながら走って下さい。

 県道沿いにかなり古い廃車がたくさんある、普通の廃車置場と違うと思ったら、これらは部品取りに使われた人気の車でした。この所からまた山に入る。一般車は絶対に走らないと思われる道を行く、距離はないが感じはよい。

 東秩父村和紙の里は素敵な施設です。手漉き和紙の体験・製造所がメインだが、ふるさと文化・伝習館、研修会館、展示館、細川紙紙漉き家屋、特産品直売所、そば打ち体験工房、彫刻の森、ギャラリー一葉、茶室、文化財収蔵庫、そば処すきふね、それに美しい庭園など、こんなに素晴らしいものがあることを、どれだけの人が知っているのだろうと思います。これらを全部見学したり体験したりするのは大変なので、ともかく問題を捜しながら素晴らしさを見てください。人気の素朴な手打そば、うどんも味わって下さい。

 そして、また山には入るがこれが新しい道で地図にまだ載っていないのだ。周辺に人家もないので走る車はほとんどないという嬉しい道である。距離もこの辺りでは長い方であり、現在はラリー開催がほとんど出来ないが、開催出来るとしたらこの道から栗山林道、七重峠、白石峠などへ抜けるロングなコースが走れたのにと思う。だが、モラルの欠如した走り屋さんには走ってもらいたくない道である。

 ラリーでよく使われた館川ダムの右岸の道は工事中で通れない。随分と長い工事である。上りにかかると険しくなる。狭い道なので対向車には十分に気をつけて走ってもらいたい。思いがけない看板があった。以前にはなかった熊に注意という看板である。熊は全国にいるというの承知しているが、こんな身近な場所にというのは少々の驚きである。

 都幾川村の古民家を移築したやすらぎの家は地元のおばさんたちの手打うどんが人気でメニューはもりうどんとかけうどんだけである。その割りにはでてくるのが遅いようである。それにしても昔の民家の豪壮な造りには圧倒される。2階はギャラリーとして村に縁の人の作品が展示されている。木のむらとして知られる都幾川村にある建具会館はリニュアールして広くなり展示即売の品も多くなって見るだけでも楽しい。それにしても木工業者の看板が多く目につきこれだけ密集しているところを見掛けたことはない。ぐるっと回って林道雲河原線を上る。少々短いが楽しい道であった。が、なぜか民家がどんどん増えてきて安心?して走れなくなった。途中の開けた場所から新宿新都心の高層ビルが見えるのも売りの一つだったのだが。林道上雲雀川線が舗装工事が終わり4月から通れるようになった。といってもまだ700mの未舗装区間があるがしっかりした路面で底を打つことはないがゆっくりと走行して下さい。距離もあり楽しい道です。終点には雀川砂防ダム公園があり、ちょっと素敵なスポットになっている。ここでも問題を捜しながら公園の雰囲気を楽しんで下さい。

 玉川村里山文化園の一角にある春日神社が素敵だ。森の中の社殿の配置や自然石の石段や神社前の小さな渓谷など、自然の中で清らかに整備された多くの神社とは違う清々しさがあってよいと思う。最後に嵐山町の誇る槻川堤の桜並木を走る。植えられてから20年を経た桜の満開を想像しながら通って下さい。本当は草付の堤の道を歩いてもらうとその素晴らしい雰囲気が味わえるのですが。ゴールは県立歴史資料館にする。50円で入場出来るという信じられないような施設である。内容はこの辺りに限定されており親しみやすい。閉館が5時なのでそれ以降は駐車場には入れないが、交差点を8時方向に左折すると城址内に入れます。

 コースのどこかにテレビの人気番組だった筋肉番付で使用されている装置があった。でも本物ではなく練習のために造られたらしい。休日は練習する姿が見られるという。皆さんはこの装置に立ち入らないようにお願いします。現段階ではオーナーにまだお会い出来ていませんので。

 今回はコースや施設の良さと、いつもより多い難しい問題に覚悟を決めて堪能して下さい。参加カテゴリーは、非情にもダンガンクラスのみとなります。


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