NEXT・INPLAS杯OQM2010シリーズの第1戦です。今回は本シリーズのスポンサーNEXTの川口浩さんとiNPLASの若山晋さんの強力コンビです。以前のOQMで西伊豆を使った時に台風の影響であちこちで道路の崩落があり、作り直した苦い思い出がある。今回は台風は来ていないので安心してレイアウトした。しかし、どのガイドブックにもネットにも紹介されていない峠を攻めるので、ダートがあるのではないかという多少の心配はある。車は川口さんのレガシイ、計測器は川口さんが扱っている4020である。
スタートに予定していた修善寺駅前はPDQMで使った時とは様子が変わっていてスペースがなく、以前使った狩野川記念公園をスタートにする。メインロードを外してサブの道を行くが意外と対向車があった。OD地点で大きな釣り橋を発見した。橋は凍っていて慎重に歩くが、驚くことに軽自動車のタイヤの跡がついている。凄いなと思う。凍っている狭いこの釣り橋を車で通行するシーンを想像して下さい。
個性的なデザインの天城ドームを左に見て右折して行くと狩野派発祥の地という新しい看板が目に入った。おかしいな狩野派の祖狩野正信は下野の出身のはずだがと、狩野城跡入口の本柿木農村公園に行く。1000年の昔の遺構が残っているそうだが、かなり上るので遠慮して公園内の狩野城跡の案内板を見ると開祖の狩野維景から十六代の孫が狩野派初代狩野正信と書かれている。これだけで日本画壇の主流の狩野派発祥の地というのは誇大解釈というよりは詐欺的なコマーシャルではないでしょうか。この看板を設置した人はかなり度胸がよいようで感心しました。
道路脇におもしろいものを見つけました。金沢城にある有名な設備と同じ原理のものですが、それがなぜここに必要なのか全くわかりません。このようなものを発見するのもコース作成の楽しみの一つです。
達磨山林道は稜線を走る西伊豆スカイラインと違い中腹の林の中を走るので眺望はほとんど望めない。そのためかガイドブックには載っていないので他車には全く遭遇しなかった。コーナーの連続するこの楽しい道がこのままで存続してくれることを祈念するだけです。
だるま山高原レストハウスは観光客でいっぱいだ。もちろん素晴らしい富士山の眺望が目的なのですが、富士 山が見えなかったら、この人の数はどうなるのでしょうね。しかしここ から眺める富士山は素晴らしいです。 西伊豆スカイラインを南下するが、本当は富士山を眺めながら北上するほうがドライブが楽しめる。しかし稜線をたどって走るこの道はとても爽快な気分になります。船原峠でR136に降りて旧道を行く、並行してコーナーの少ない西伊豆バイパスがあるので旧道を走る車はほとんどなく、快適にコーナーリングを楽しんで行くと、突如通行止めの看板がでてきた。事前の調査ではなかったことなので驚いたが、通れるようにはなっている。一応行ってみることにして入っていくと地元の人がいたので聞くと、一年くらい前から看板は出ているがみんな通っているから大丈夫ですよ・・・との話。走ってみると工事している所もなく、崩落しそうな場所もなく道も広いので大丈夫だろうと、コースに入れて続行することにした。後日、市役所で確認すると、これから工事の必要があるのか調査しますが、これからその準備をするので日程の予定が決まるのは何時になるのかは未定ですとのことだった。道路状態から見て工事はないものと思います。
新道と合流する手前でも一度迂回すると古いハト小屋がありCPに設定したが裏にナンバー付の車があった。不思議なことに車の進入路がないのだ。それに車は廃車状態ではないというのも不思議だ。どのようにしてこの車をここの置いたのかクイズにしよう・・・でも正解がわからない。
土肥温泉の源泉の所から秘密の峠道に向かう。上岩穴林道に入ると林の中は椎茸栽培の原木がびっしりと並んでいる。最近の椎茸栽培は温室のフラスコで採れるのがほとんどで原木栽培の現場は久し振りに見た。よく見ると碍子にワイヤーが張ってある。これには触れないこと。電流が流れています。昔、PDラリーの取材でアシスタントの超有名ラリーストにこのワイヤーを触らせたら、ショックで飛び上がって怒りだした思い出がある。碍子があれば電線だとわかると思うのですが・・・でもやっぱり私が悪いのですね。
はじめの頃は舗装されているが一車線の荒れた感じで不安になってくる。やがて車道外側線の白線がくっきりと描かれている道になり、この先が通れると確信できてほっとする。ともかくただひたすら山の中を走るだけの道だが何かスリリングでおもしろかった。昔、今のような精密な地図のない時代にラリーコースを探して片っ端から林道を走り、通過出来るのかを確認して回ったのを懐かしく思い出した。
 道端に持ち手のない赤いトランクが直立している。クイズになるかなと開けてみたら消防ホースがあった。意外なものに驚いた。消防関係の器具が統一されていないとは初めて知った。伊豆名産というところてんを売っていた。はて?ところてんの元の寒天の原料のテングサが西伊豆で採れるのは知っているが、寒天に加工するのは寒冷地の諏訪周辺で生産されているので、伊豆名産というのはおかしいのでは?といいながら300円のところてんを頂いた。酢醤油がよく利いて疲れがとれたような気がする。
 恋人岬は昔来た時とは随分と様子が変わっている。当時は愛の鐘だけだったが現在は金の鐘というのもあるようだ。駐車場も大きなのが出来てグッズ売り場も増えており、すっかり浦島太郎になっていた。やっぱりここは男同士で来るところではない。若いカップルでいっぱいなので愛の鐘まで行くのをあきらめた。ところで、食事はCPのところのマシェリにする。宇久須などのネットで検索した店はどこも満員でテーブルに着いたはいいが料理が出てこないという状態でいるのを見ると、とてもじゃないが待ってはいられない。やむをえずマシェリに入ったが、これが結構当たりでした。海鮮丼は具が大きくて量もあり今までの中でも上位に値する。広い店内で空席もあるが店員に聞くと、今日は客が入っている方ですと言うではないか、少々不安になったが、メニューを見ると何でもありの店だが少なくとも海鮮丼はお勧め出来るので一安心です。 黄金崎も昔と印象が違う。ここに至る道が違っているせいだけでなく広い駐車場が印象をかえているのかも? しかし、波が砕ける黄金色の断崖の景色は昔のままだった。出来れば夕陽に輝く黄金の断崖を見たかったと思う。
仁科峠に登る道は急勾配のコーナーも多くてドライブが楽しい。広大な天城牧場の風景がのびやかに広がり美しい。牧場の家という軽食と土産物の店があったが、紹介するほどの店ではなく非常時のみ寄ってみたらと思います。仁科峠は峠の石塔がある場所だけが昔のままの面影を残している。そして真正面に富士山が浮かんでいたのがとても印象的であった。
仁科峠より南に諸坪峠や大鍋越えなど大きな峠が幾つかあるが、すべて一般車通行止めになっている。PDラリーでは随分と使わせてもらった道だが。聞くところによると林道を走っていて事故を起こした人が営林署だか林野庁にクレームを付けてしまい。それならばと林道は通行止めにしてしまったそうです。基本的に単独の自動車事故は自己責任ですね。危ないと思ったら止めればよいだけです。その判断が出来なくて他人のせいにしてはいけません。
風早峠から下って行く道は狭くて風情があるが、上ってくる車が意外と速いのが気になる。対向車を意識していない感じでブラインドコーナーでラインを膨らませてくるので、用心しながら下っていく。持越鉱山からは道も広くなり楽になる。22図の橋の手前にトタンの小屋がある。小屋には似合わぬ立派な物があった。クイズにしたかったが空の時もあるので出来なかった。覗いてみて下さい。
ゴールを浄蓮の滝にすることにしてR414をたどるが、意外に交通量がある。23図でR414に合流する時は安全に十分に気を配って下さい。浄蓮の滝は駐車場から谷底に降りていかねばならない。往復すると駐車場にある店が閉まってしまうので・・・という屁理屈を付けて滝まで行かずに幾つかの店をチェックした。小屋の店はそれぞれユニークな食べ物を売っていておもしろい。わさびの粒入りジェラードの店はお客の写真をたくさん貼ってあり、テレビタレントなど私の知らない有名人も写っていておもし ろい。クイズにしたかったが閉店すると写真もしまうので作れない。V6の坂本さんは伊豆にくると必ず寄ってくれると店の人が嬉しそうに話してくれた。隣はモッフルというおもちのワッフルなる変なものを売っている。見ていると次々とお客がくる。美味しいらしい。その隣ではわさびところてんという変なものを売っていた。ここは閉まっていたので実物は見ていない。土産物店ではワサビのビールやわさびラムネをはじめとして面白い商品がいっぱいあった。皆さん何か面白い物を購入したら報告して下さい。
※4月18日(日)に修善寺駅の近くにある“生きいきプラザ”にて、毎年恒例の“全員集合”イベントを行いますので、ぜひご参集ください。(開始時刻などは公式通知をご覧ください。)
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