第15回 『スイッチバック駅までドライブ 115km』 第15回は、長野県です。      

某日の名古屋への出張に新幹線で行かずに篠ノ井線、中央西線経由で行きました。その際『姨捨駅』がスイッチバック駅だと言う事を知り、また駅からの眺め(特に夜景)が良い事を知り、車で訪れて見たいと思っていました。(経緯を書いたblogはこちら
今回のコースだけはゆっくり目のスタートで、夕暮れ時から徐々に灯りが灯っていく風景を、カエルの合唱をバックに楽しんでください。
写真を撮るなら三脚をお忘れなく。

コースの一部の林道の走行(使用)許可を長野市からもらっています。 許可書を送りしますので下記≪開催要領≫10.質問等問合わせ先にあるメールアドレスまで一報ください。 送りした許可書をプリントアウトして携行してください。
  スタートは、OQMで何度かスタート地点になった聖高原駅。 長野道の麻績ICから近いためか、2度目の試走時はバイクのツーリング仲間の待ち合わせ場所になっていた。 1回目の時は乗降客もおらず、客待ちのタクシーの運転手さんは車磨きにせいを出していた。

  スタートから国道403号線を走る。途中OQM−9のゴール地点になった『道の駅さかきた』がある。最近の道の駅に比べるとかなり規模が小さく、車も多く駐車しておらず静かな道の駅である。

  ODは、第39回PDQM(1988年8月号)の時に2CPが置かれた西条神社。当時は神社の石段がCPラインであったが、流石に今のご時世、交通量は少ないとはいえ国道上にCPラインは置けないので、道向かいにある筑北村本城支所前に置いた。 西条神社は、その時のコース作成記では、「石灯篭に灯りがともっている。静まりかえった境内で・・・」と紹介されているが、そんな雰囲気は微塵も感じない寂れた神社であった。

  最初のプランでは、「風越峠」の1つ西にある「花川原峠」を越える計画だったが、コマ図4図地点でルートを間違えたようで、風越峠の手前に出てしまった。 良いクイズが見つかったので(笑)、プラン変更となった。 
「風越峠」は、第39回PDQM(1988年8月号)の時は、「黄金色の山吹の咲き乱れる狭い山道、昔ながらのきついコーナーの続くアップダウンは楽しい」と紹介されているが、片側1車線の立派な県道になっている。 途中見つけた「虚空蔵林道」に入ることにする。 最初上りだがその後は会田の町まで下りのワインディングが楽しめた。

  コマ図9図辺りの会田はかつての善光寺街道の宿場町で、古い町並みが残っている。 コースは町外れを通ってしまうので町並みは見る事が出来ないが、『善光寺街道 会田宿』と書かれた灯篭があった。

  コマ図9図からは国道143号線に並行して走る。淡々と走るが、2CPまでかなりの勾配を上って行く。 コマ図10図で国道143号線に入る。 第39回PDQM(1988年8月号)では、10図先は「地蔵峠」と紹介されているが、10図先で国道と分岐して行く道にあるのが地蔵峠の様だ。
  国道143号線は、「酷道」まではいかないが、1.5車線程度の広さで、路面は継ぎはぎだらけである。でも、木が茂った場所が多く涼しげな国道である。 トンネルで越える峠前後はやや勾配がきついが、それ以外は比較的緩やかなワインディングが楽しめる。一応国道なので、交通量はそこそこあるので、注意。

  コマ図11図から国道143号を外れて走るが、第39回PDQM(1988年8月号)の時は11図先が通行止めで迂回した道。 林道だと思うが林道名は確認できなかった。 当時はダートが残っていた様だが、今は全て舗装になっている。 当時は無かった『信州昆虫資料館』への入口に4CPを置いた。 入館料が必要なためクイズなどは設定していないが、蝶類をはじめとする長野県産の昆虫類が展示されており、蝶類については、長野県産のほぼ全種類が展示されている様である。 玄関に飾られた「ギンヤンマ細密画」は素晴らしかった。興味がある方は是非立ち寄ってください。 入館料は300円で月、火曜日が休館。

  「修那羅峠」は、第39回PDQM(1988年8月号)の時は、「修那羅峠も改良中」と紹介されているが、その後も改良が加えられたのだろう、勾配はきついが片側1車線の普通の県道の峠になっている。
  修那羅峠を少し下った所から、OQM−9でクイズが置かれた「修那羅の泉」方面に向かう。 湧水があると必ずポリタンクを抱えた中高年を見かけるが、ここには誰もいない。湧き水にも流行り廃れがあるのだろうか・・・? 下り坂の快走ワインディングが楽しめる。

  上室賀の町に一度下りてから、「室賀峠」に向かう。上りは1.5車線幅のワインディングだがあっという間に峠に着いてしまう。 下りの方が峠道は長いのだが、下りに入ると片側1車線の広い道幅になり、峠族が付けたブラックマークが目に付く様になってしまう。 道幅が広いと峠族が悪行を働く。 それを防止するためにも山道は改修工事をしない方が良いと思うが・・・。 日中地元の方の往来が大変かな?

  コマ図16図は、上山田の町中を走る。コンビニや飲食店も何軒かあるので、食事を取る方はこの辺りでどうぞ。

  智識寺に7CPを置いた。OQM−9から11年が経っているが、寄棟造りの大きな茅葺き屋根の大御堂や、境内の雰囲気は当時のまま残っている。
  OQM-9の時は通れた四十八曲峠は、残念ながら四十八曲峠隧道が老朽のため完全に通行止め。 新道の坂上トンネルの先から四十八曲峠隧道の先に出ようとしたがこちらも通行止めであった。 新道のトンネルの名前が「新四十八曲隧道」ではなく、「坂上トンネル」となっている。トンネルが抜けている場所がかなり離れているからだが、完全に「四十八曲峠」は忘れ去られようとしている様だ。
  第39回PDQM(1988年8月号)の時に、「四十八曲峠は期待通り楽しい道で、さらに聖高原に向かう道はもっと楽しかった」と紹介された道を少しでも走りたくて、冠着駅前を通って迂回した。 楽しい道の半分は走れただろうか・・・?

  途中の鬱蒼としたコマ図19図地点が一本松峠であるが、今回通る峠の中で最も峠らしくない。峠の手前で一度下るのと、峠を過ぎてから上りになるからかな・・・。 寂れた(静かな?)別荘地を越えると聖湖畔にある聖博物館に着く。
  「聖博物館」は何やら怪しげな博物館かと思っていたが、聖博物館の方は民俗資料館で、その設立の理由は「学術研究」らしい。 併設されている航空資料館は、何故この地に戦闘機や軍艦陸奥の主砲が展示されているのか判らない・・・。やはり、チョット怪しい?  右の写真は何の写真か判りますか? クイズにすれば良かったかな・・・?

  コマ図22図先から元「聖高原有料道路」を走る。 第39回PDQM(1988年8月号)の時は有料道路だったようだが、いつ無料化になったのか調べたが判らなかった。 OQM−22でもこの道を走っているが、「ある」もの以外はあまり記憶に残っていなかった(笑)。 途中の三和峠までは結構きつい上りが続く。

  「樋知神社」に10CPを置いた。OQM−22でもクイズが置かれたが、チョット変わった色使いの鳥居も記憶に残っていなかった・・・(^_^;; 拝殿は現在改修(建替え?)工事中だった。

  コマ図23図から林道離山線に入る。林道入り口に「林業以外の通行には許可が必要です」の看板が・・・。 不法投棄をする人が多いのか・・・?  短いが良い雰囲気の林道なのと、迂回すると距離が伸びるので何とか使いたいので、長野市役所に使用許可を申請し、許可をもらった。 くれぐれも迷惑を掛けないように!
※参加時は、許可書を携行してください。 許可書はメールでお送りしますので、メールで一報ください。

  OQM−22で、「途中の集落の道がこれは道なのだろうかと思うほどひどい道がある。ミスコースではないので我慢して通って下さい。」と紹介された道と思われる道を通り、途中珍しいループ橋がある県道390号線を走り、ゴールの姨捨駅へ急ごう。

  ゴールの「姨捨駅」は、スイッチバック駅で日本の3大車窓の一つ。千曲川沿いに広がる千曲の市街地、更に遠く長野の市街地も眺められる。 また、月の名所として有名で、古今和歌集にも詠まれている「田毎の月」=姨捨の棚田もすぐ近くに望める。 夕方から日没までゆっくりホームからの眺めを楽しんでもらいたい。勿論、スイッチバックして出ていく電車や、素通りしていく特急列車も楽しめる。


《開催要領》
※今回は、距離計測の違いで、『ダンガンクラス』と『エンジョイクラス』を設けました。
  ◇エンジョイクラ ス:各CP間の距離を100mの位までkm単位で解答(10mの位は四捨五入)してください。
               誤差0.1km毎に1点減点です。
  ◇ダンガンクラス:各CP間の距離を10mの位までkm単位で解答(1mの位は四捨五入)してください。
               誤差0.01km毎に1点減点です。
クイズ3のボーナスクイズは、エンジョイクラス、ダンガンクラスとも共通です。どちらのクラスも解いて頂いても、パスして頂いても結構です。
減点、ボーナス点はクイズ3の説明の通りです。

尚、下記11.注意事項の(4)は、ダンガンクラスのみが対象となります。
また、優勝者には記念品をお送りしていますが、エンジョイクラスの参加者が、ダンガンクラスの参加者の1/4以上ある場合に、エンジョイクラスが成立するものとして、優勝者の方に記念品をお送りします。
1.コース: 長野県東筑摩郡麻績村『聖高原駅』  〜 長野県千曲市『姨捨駅』  約115km
2.試走車: 車種=スズキ SX4 (オートマチックミッション 1名乗車)
タイヤ=ブリヂストン TURANZA ER300 205/60R16
距離計測器=永井電子機器ウルトラスピードメーターMODELNo.4020(1m計測)
走行=制限速度+α(一般車の流れ) キープレフト完全グリップ
走行日=2012年5月31日   天候=晴れ  路面状況=ドライ
3.基準距離: スタート〜OD=8.578 km
4.開催期間: 2012年 6月 9日(土)〜2012年 9月 2日(日)
5.応募締切り: 2012年 9月 6(木) 郵送の場合消印有効
6.結果発表: 2012年 9月 16日(日)予定
7.成績: 問題の解答の正誤により、誤答の場合あらかじめ決められた減点を与え、その減点合計の少ない順に順位を決める。
同点の場合は、解答提出の早いチームとする。
提出も同日の場合は、距離誤差の少ないチームとする。
更に同点の場合、解答発送(消印またはメール発送)の早いチームとする。
発送も同日の場合、走行日が早いチームとする。
8.参加費: 無料
9.解答の提出: 提出方法=所定の解答用紙に記入し、郵送もしくはメールで。
郵送の場合の提出先=E−mailで、お問い合わせ下さい。


※メールで解答を頂いた場合、インターネット上の何らかのトラブルで届かない場合もあります。 解答のメールが届き、解答を受理した場合は、受理メールを返信しますので、ご確認ください。
もし、解答を送られてから1週間が過ぎても受理メールが届かない場合は、問い合わせをお願いします。

また、郵送の場合もメールアドレスの記載がある場合は、解答が届いた旨をメールでお知らせします。
10.質問等問合せ先: 携帯TEL=090−8174−6781
または、E−mail=Chobi-chan@mx6.ttcn.ne.jp (なるべくメールで)

    メールアドレスは、先頭の「c」を小文字の「c」に訂正して下さい。
尚、質問に対しては即答はせず、回答の必要があると判断した内容について公式通知にて公開する。公式通知発行前に参加済み、又は解答提出済みの参加者がいる場合でも、考慮しないものとする。参加者はこれを了承したものとする。
11.注意事項: (1)当ドライブラリー(以下DR)に参加中に、万一、事故等のトラブルにあっても、作成者、主催者は、一切責任を負わない。
また、参加者は道路交通法及びその他の諸法令を遵守する義務を負い、社会常識等に反した行動は、断じて取らないようにする事。 参加者は、その旨を了承し、参加したものと判断する。
(2)当DRの夜間走行は、禁止する。クイズが解けません。
(3)工事や災害による通行止めがあった場合、参加者全員がその区間を通過できない場合は、その区間をキャンセルとする。1名でも通過できた場合は、成立とする。この場合、その区間の不通過者の減点は、通過者の内の最大減点とする。
(4)このコースはドライブラリープロジェクトが開催する ドライブラリー選手権に登録しております。 このコースの結果はドライブラリー選手権の結果に反映され、 参加者のお名前と成績がドライブラリー選手権のホームページで 公開される可能性があることを予めご了解ください。
万一、お名前の掲載に不都合がある場合は、匿名での掲載とさせて頂きますので、その旨をご連絡ください。 全く掲載を希望されない方はその旨をご連絡下さい。


コマ図 チェックポイント クイズ (pdf書式)  (Excel書式 圧縮) ※pdf書式では画質が落ちますので予めご了承下さい。

コースレイアウト図  (pdf書式)

 解答用紙
  (pdf書式)  (Excel書式 圧縮)  

公式通知  公式通知3(2012.08.17) 公式通知2(2012.08.07)  公式通知1(2012.06.09)   

結果(pdf形式です)  個人情報保護のためパスワード管理をしています。

解答(pdf形式です)

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