第14回 『基幹林道・前日光線と細尾峠 111km』 第14回は、栃木県です。
通行止めになっていた、足尾と日光を結ぶ国道122号線の旧道=細尾峠が通れる様になっているのを発見! ずっと走ってみたかった峠なので、レイアウトしました。 当初は細尾峠と粕尾峠周辺でコースレイアウトしましたが、総延長64kmにも及ぶ『基幹林道・前日光線』の全線を走る事にしました。 実は、群馬に来て最初のPDQMが、足尾からこの前日光線に入るコースだった1993年12月号「上州・秋の山里』でした。息子と参加したのですが、途中で息子が車酔いでダウンしてしまい、途中リタイヤ・・・。 唯一リタイヤしたコースだったのです。 PDQMとは逆走になりますが、今回おおよそ20年ぶりに走る事が出来ました。 皆さんもたっぷりと林道を満喫してください。 細尾峠も良い雰囲気です。 |
![]() スタートから県道218号線で、『巨石』で有名な名草に向かう。 ODを過ぎてすぐに藤坂峠を越え、OQM−15でも訪れた松田川ダム方面に向かう。ダムの少し手前のヘアピンカーブを右にそれた所が、『基幹林道・前日光線』の起点(林道としては、日光側が起点のため、ここは終点になるらしい)で、最初の林道『長石林道』に入る。 道幅が狭く鬱蒼とした中を登って行く。 ピークを越えて下りに入った先の老越路峠で県道66号と合流する。合流地点が『長石林道』の終点だが、しばらくは林道の雰囲気が残る県道を下って行く。 5図の出口に、『近沢林道 500m先』の看板がある。林道の入口近くと思われる場所に2CPを置いた。 先に走った『長石林道』と違い、かなり手入れが行き届いた林道である。 上りに差し掛かった辺りで右に分岐して行く道があり、『ん?』と思ったがそのまま進むと、近沢峠に新しく掘られたトンネルの手前で右から合流してくる道が出てきた。その道の直進方向に進むと近沢峠に上がっていく。やはりこれが旧道であり、今走って来た道は新しく付け替えられた林道であった。 勿論、その近沢峠に上って行く旧道にルートを進む。 路肩からの草が少し伸びているが、路面もしっかりしており、廃道にはなっていない。 が、峠を越えた先で通行止め・・・。 通行止めの手前から下って行く道があり、トンネルの先に降りられるのだが、出口にやはりウマが置いてある。 残念ながら、旧道は諦めトンネルを抜ける事とする。 次に走る『牛の沢出原林道』もそうだが、足利や田沼の町から谷合を登って来る県道をつなぐ生活道路として使われるので、改修が進んでいるのであろう。 県道201号線への出口に3CPを置いた。 県道を少し上った所から、3本目の林道『牛の沢出原林道』に入る。 最初の試走時には、舗装工事で通行止めであった。 その為か路面の荒れた箇所は無い。 木が伐採され広く開けた場所があると思うと、鬱蒼として路面に苔が生えている所もあり、基幹林道・前日光線の中で一番変化に富んだ林道である。 小刻みなコーナが続く道を下ると県道200号線に突き当たる。 ![]() 県道200号線をしばらく走った先にある『古代生活体験村』に4CPを置いた。 ここはその名の通り、竪穴式住居や横穴式住居に泊まり、古代の生活が体験できるらしい。 施設の利用者でなくても各住居の見学は出来、また中にあるトイレの利用もできる。 4CPの少し先に「レストランあきやま」がある。旧葛生町(現在の佐野市)の仙波・牧・小屋などの地区に伝わる正月用の郷土料理である『耳うどん』が食べられる。 ![]() 更に県道を上って行く。 途中、第103回PDQM(1993年12月号)でクイズが置かれた玉雲寺がある。当時のクイズの場所には、蜘蛛の巣が邪魔をして近づけなかった。 地図上では、玉雲寺辺りで県道が終わり林道になるが、『大荷場木浦沢林道』の起点(終点)は少し先にある。5CPを置いた。 その後 ![]() 「林道ふれあい施設」のある場所は群馬との県境に非常に近いが、林道は群馬に足を踏み入れることなく下り始める。 県道15号線との合流地点の少し手前に6CPを置いた。 これまで林道とつながる県道は全て行き止まりの県道だったが、この県道15号線は柏尾峠を越えて足尾とつながっている。 県道を下った少し先の10図から、その名もズバリ『前日光林道』に入る。 ![]() ![]() 10図を左折せず直進した先に「山の神ドライブイン」がある。 ここは蕎麦が美味く、その食べ方(食べさせ方)が変わっている事で知られている。 『蕎麦つゆにワサビもネギも入れない。 刺身の様に蕎麦にワサビを載せて食る。 ネギは蕎麦湯に入れる』と書かれた説明書きが各食卓に置かれている。 天ぷらも日によって中身が違うようで、試走時に出されたのは、『タラの芽、・・・、・・・(覚えきれず)、インゲンにズッキーニ』でした。 蕎麦にズッキーニの天ぷらが付くとは・・・(^_^;; 是非、距離計測を中断して立ち寄ってください。 天もり蕎麦:980円、もり蕎麦:650円。 『前日光林道』は、前半は鬱蒼とした森林の中を進むが、途中からは空が開けた明るい場所も現れる。 他の林道がピークを迎えるまでひたすら上り、その後下るのに対して、この道はアップダウンを何度か繰り返し、標高800m前後を走る。 途中の『幅員増加?』標識に7CPを置いた。 ここから先、林道らしくない観光道路に変わってしまう。 この『幅員増加?』標識、黄色の警戒標識なのだが、幅員が広がる ![]() 道幅の広い観光道路が続きつまらないので、『風の巡礼・第20章』では通行止めになってしまい通れなかった「林道横根線」を走る事にした。 が、残念ながらまだ通行止めというか、入口の標識には『この路線は現在工事中です。』と・・・。 仕方なくそのまま風の巡礼第20章でCPが置かれた古峰神社まで下る。 CPは置いていないが、休憩(食事、トイレ)される方はどうぞ。 ![]() 県道58号線を下り、でっかい古峰神社の一の鳥居(日本一の大きさらしい)をくぐった先を左折し、『河原小屋三の宿林道』に入る。 入った先すぐの所に8CPを置いた。 この林道は、2001年のDWR14で走った道で、10年ぶり。 9CPを置いた大滝までは、大芦川沿いに上って行く涼しい道である。 大滝の先から下りに入り、明るい道を下り、県道277号線と合流する。 合流地点に10CPを置いた。 10CPの先は、県道277号であるが、基幹林道・前日光線の最後の林道『和の代林道』でもある。 日光・清滝の町に向かって一気に下って行く。 『基幹林道・前日光線』の起点の場所は残念ながら判らなかった。 清滝の町を抜け、大谷川を渡った先で、国道122号の旧道に入る。 峠に差し掛かる所に11CPを置いた。 上空を現道が跨いでいる。 ![]() ずっと走りたかった『細尾峠』にいよいよ入る。 11CP先に『長い長い峠道』の道標と案内板がある。 その名の通り長い長い峠道が始まる。 すぐにヘアピンが連続する道になり、木々の間を上って行くため眺望は全く効かない。 ただひたすらコーナをこなしていく。 現道の日足トンネルが出来るまで、ここを通っていた大型車(本当に通れたのか?)にはつらい道だっただろうが、国道の役目を終えて、交通量がほとんど無くなった今、乗用車では楽しい道 ![]() 九十九折を登り切った峠は、石積みの切通しで、木々を通して差し込む薄日の元、涼しい峠になっている。 その役目を終えた道であるが、路面も荒れておらず、また下草もそこそこ手入れされている。 試走時には出会わなかったが、サイクリストも多いらしいので注意して欲しい。 峠を越えてからもずっと木々の間を下って行く。 空が開けたら『長い長い峠道』も終わりを告げる。 道幅はさほど変わらないのに、林道より走りやすく感じたのは、流石に腐っても国道といったところだろうか?(笑) 数年前しばらく通行止めが続いていた時は、そのまま廃道になってしまうのではないかと心配したが、残ってくれて良かった。 そしてこうして走れて良かった。 現道に合流する地点にFCPを置いた。 こんな所で終わってしまってどうするの?って思われるかもしれないが・・・。 現道を右に曲がれば、日足トンネルを越えて、約8kmで日光宇都宮道路の清滝ICに着く。 また、左折すればDWR40で訪れた足尾を抜けて、約55kmで北関東道・太田薮塚ICに着く。国道122号は流れが良いので、1時間半もかからず到着すると思う。 また、左折した先約3.2km地点にトイレがあるので、御用の方はどうぞ。 |
《開催要領》 | |
※今回は、距離計測の違いで、『ダンガンクラス』と『エンジョイクラス』を設けました。 ◇エンジョイクラ ス:各CP間の距離を100mの位までkm単位で解答(10mの位は四捨五入)してください。 誤差0.1km毎に1点減点です。 ◇ダンガンクラス:各CP間の距離を10mの位までkm単位で解答(1mの位は四捨五入)してください。 誤差0.01km毎に1点減点です。 クイズ3のボーナスクイズは、エンジョイクラス、ダンガンクラスとも共通です。どちらのクラスも解いて頂いても、パスして頂いても結構です。 減点、ボーナス点はクイズ3の説明の通りです。 尚、下記11.注意事項の(4)は、ダンガンクラスのみが対象となります。 また、優勝者には記念品をお送りしていますが、エンジョイクラスの参加者が、ダンガンクラスの参加者の1/4以上ある場合に、エンジョイクラスが成立するものとして、優勝者の方に記念品をお送りします。 |
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1.コース: | 栃木県足利市樺崎町『北の郷 農産物直売所』 〜 栃木県日光市足尾町『国道122号線旧道 足尾側入口』 約111km |
2.試走車: | 車種=スズキ SX4 (オートマチックミッション 1名乗車) タイヤ=ブリヂストン TURANZA ER300 205/60R16 距離計測器=永井電子機器ウルトラスピードメーターMODELNo.4020(1m計測) 走行=制限速度+α(一般車の流れ) キープレフト完全グリップ 走行日=2011年8月5日 天候=曇り時々晴れ一時雨 路面状況=ドライ一部ウエット |
3.基準距離: | スタート〜OD=8.584 km |
4.開催期間: | 2011年 8月 10日(水)〜2011年 11月 13日(日) |
5.応募締切り: | 2011年 11月 17(木) 郵送の場合消印有効 |
6.結果発表: | 2011年 11月 27日(日)予定 |
7.成績: | 問題の解答の正誤により、誤答の場合あらかじめ決められた減点を与え、その減点合計の少ない順に順位を決める。 同点の場合は、解答提出の早いチームとする。 提出も同日の場合は、距離誤差の少ないチームとする。 更に同点の場合、解答発送(消印またはメール発送)の早いチームとする。 発送も同日の場合、走行日が早いチームとする。 |
8.参加費: | 無料 |
9.解答の提出: | 提出方法=所定の解答用紙に記入し、郵送もしくはメールで。 郵送の場合の提出先=E−mailで、お問い合わせ下さい。 ※メールで解答を頂いた場合、インターネット上の何らかのトラブルで届かない場合もあります。 解答のメールが届き、解答を受理した場合は、受理メールを返信しますので、ご確認ください。 もし、解答を送られてから1週間が過ぎても受理メールが届かない場合は、問い合わせをお願いします。 また、郵送の場合もメールアドレスの記載がある場合は、解答が届いた旨をメールでお知らせします。 |
10.質問等問合せ先: | 携帯TEL=090−8174−6781 または、E−mail=Chobi-chan@mx6.ttcn.ne.jp (なるべくメールで) メールアドレスは、先頭の「c」を小文字の「c」に訂正して下さい。 尚、質問に対しては即答はせず、回答の必要があると判断した内容について公式通知にて公開する。公式通知発行前に参加済み、又は解答提出済みの参加者がいる場合でも、考慮しないものとする。参加者はこれを了承したものとする。 |
11.注意事項: | (1)当ドライブラリー(以下DR)に参加中に、万一、事故等のトラブルにあっても、作成者、主催者は、一切責任を負わない。 また、参加者は道路交通法及びその他の諸法令を遵守する義務を負い、社会常識等に反した行動は、断じて取らないようにする事。 参加者は、その旨を了承し、参加したものと判断する。 (2)当DRの夜間走行は、禁止する。クイズが解けません。 (3)工事や災害による通行止めがあった場合、参加者全員がその区間を通過できない場合は、その区間をキャンセルとする。1名でも通過できた場合は、成立とする。この場合、その区間の不通過者の減点は、通過者の内の最大減点とする。 (4)このコースはドライブラリープロジェクトが開催する ドライブラリー選手権に登録しております。 このコースの結果はドライブラリー選手権の結果に反映され、 参加者のお名前と成績がドライブラリー選手権のホームページで 公開される可能性があることを予めご了解ください。 万一、お名前の掲載に不都合がある場合は、匿名での掲載とさせて頂きますので、その旨をご連絡ください。 全く掲載を希望されない方はその旨をご連絡下さい。 |
コマ図 チェックポイント クイズ (pdf書式) (Excel書式 圧縮) ※pdf書式では画質が落ちますので予めご了承下さい。
コースレイアウト図 (pdf書式)
解答用紙 (pdf書式) (Excel書式 圧縮)
公式通知 公式通知1(2011.9.14) 公式通知2(2011.9.22) 公式通知3(2011.10.2)
公式通知4(2011.10.3) 公式通知5(2011.10.8) 公式通知6(2011.10.22)
公式通知7(2011.11.3)
結果(pdf形式です) 個人情報保護のためパスワード管理をしています。
解答(pdf形式です)
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